プロフィールムービーの写真を集めはじめて、多くの方が最初にぶつかる壁があります。実家のアルバムに貼られた、幼少期の紙の写真です。
スマホで生まれ育った世代でも、赤ちゃんの頃から小学生くらいまでの写真は、たいていデータが残っていません。あるのは、実家の押し入れにしまわれた分厚いアルバムだけ。しかもそこに貼られた写真は、ふつうにスマホで撮ると照明が反射して顔が白く飛んだり、斜めに歪んだりして、そのままではムービーに使えないことがほとんどです。
この記事では、これまでに2,600組以上の結婚式ムービーを制作してきたWISHが、紙の写真をスマホだけでムービーに使える画質にデータ化する方法を、実際の操作の流れに沿って解説します。無料アプリ「フォトスキャン by Google フォト」の使い方を中心に、他のアプリとの違い、写真店に出すべきケース、データ化した写真の提出方法まで、この1本で完結します。

この記事でわかること:①そのままスマホで撮るとなぜ失敗するのか ②フォトスキャンの公式ダウンロードリンク ③使い方(7ステップ) ④うまくいかないときの対処 ⑤画質が足りているかの確認方法 ⑥おすすめアプリ5つの比較 ⑦写真店に出すべきケース ⑧データ化した写真の提出手順
すぐアプリを入れたい方はこちら(どちらも無料)。
結論:アルバム数冊なら無料アプリ、箱いっぱいなら写真店
先に結論からお伝えします。データ化の方法は3つあり、枚数と締切から選ぶのがいちばん失敗しません。
| 方法 | 向いている枚数 | 費用 | かかる時間 | 画質 |
|---|---|---|---|---|
| スマホアプリ(フォトスキャン) | 〜100枚 | 無料 | 1枚あたり10〜20秒 | ムービーには十分 |
| 家庭用プリンタのスキャナー | 〜50枚 | 無料(手持ちがあれば) | 1枚あたり30〜60秒 | 高い |
| 写真店・データ化サービス | 100枚〜 | 1枚30〜80円が目安 | 中1〜3週間 | 最も高い |
プロフィールムービーで使う幼少期の写真は、新郎新婦それぞれ10枚前後、多くても20枚程度です。つまりふたり合わせても30〜40枚。この枚数なら、スマホアプリで30分もあれば終わります。まずはアプリを試して、それでも数が多すぎる・画質に納得できないという場合に写真店を検討する、という順番がおすすめです。
必要な写真の枚数がまだ決まっていない方は、先に結婚式ムービーの写真選び完全ガイドで、ムービー種類ごとの枚数の目安を確認してから作業に入ると二度手間になりません。
なぜ「そのままスマホで撮る」ではダメなのか
紙の写真を上からスマホでパシャッと撮る。いちばん手軽な方法ですが、この撮り方で作ったムービーは、会場の大きなスクリーンに映した瞬間にアラが出ます。理由は4つあります。
① 照明が写り込んで顔が白く飛ぶ
紙焼き写真の表面には光沢があります。真上から撮ると、天井の照明やスマホ自身のライトが写真の表面で反射し、白い光の帯になって写り込みます。運悪くその位置に顔があると、顔だけ真っ白に飛んだ写真ができあがります。
スマホの画面で見ているときは「まあ大丈夫かな」と思える程度の反射でも、100インチ以上のスクリーンに拡大投影されると、はっきり目立ちます。
② 斜めから撮ると顔が横に伸びる
反射を避けようとして斜めから撮ると、今度は台形に歪みます。長方形だったはずの写真が、手前が広く奥が狭い形になり、写っている人の顔も引き伸ばされます。あとから編集ソフトで直そうとしても、一度歪んだ顔の形は元に戻りません。
③ 部屋の色かぶりで肌が黄色くなる
実家のリビングでよく使われている電球色の照明の下で撮ると、写真全体がオレンジ〜黄色に転びます。逆に蛍光灯の下だと緑がかります。1枚だけならさほど気になりませんが、他のスマホ写真と並べてムービーに流したとき、幼少期の写真だけ色が違って見え、統一感が崩れます。
④ アルバムのフィルムが反射する
いわゆる「フエルアルバム」など、透明フィルムを上からかぶせるタイプのアルバムは、フィルム自体が光を反射します。さらにフィルムが経年で白く曇っていることも多く、そのまま撮るとすりガラス越しのようなぼやけた写真になります。
注意:古いアルバムの写真は、無理に剥がすと写真の裏側が台紙に貼りついて破れることがあります。剥がれにくいときは無理をせず、フィルムをめくった状態か、貼ったままの状態でスキャンしてください。後述するアプリなら、貼ったままでもきれいに取り込めます。
フォトスキャン by Google フォトとは(無料・iPhone/Android対応)
ここまで挙げた4つの問題を、ほぼすべて自動で解決してくれるのが、Googleが無料で配布しているアプリ「フォトスキャン by Google フォト」です。名前が長いので、この記事では以下「フォトスキャン」と呼びます。
普通のカメラアプリと決定的に違うのは、1枚の写真を角度を変えて複数回撮り、それを合成するという仕組みです。角度が違えば光の反射する位置も変わるので、複数枚を重ね合わせることで反射だけを消せる、という理屈です。あわせて、輪郭の自動検出・切り抜き・傾き補正・台形の補正まで自動で行われます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | フォトスキャン by Google フォト |
| 提供元 | Google LLC |
| 料金 | 無料 |
| 対応OS | iPhone:iOS 15.0以降 / Android:バージョン 7.0以降 |
| App Storeの評価 | 4.6(51,000件超のレビュー) |
| 主な機能 | 光の反射除去・写真の端の自動検出/トリミング・遠近補正・角度補正 |
| 保存先 | スマホ本体の写真アプリ。Googleフォトへのバックアップも可能 |
※ 対応OS・評価は各アプリストアの掲載情報(2026年8月時点)。機能はGoogle公式サイトの記載によります。
アプリストアで「フォトスキャン」と検索すると、名前の似た別アプリも出てきます。提供元が Google LLC になっているものが正規のアプリです。
フォトスキャンのダウンロード(公式リンク)
お使いのスマホに合わせて、下のボタンから公式ストアへ進んでください。どちらも無料です。
どんなアプリなのかは、Googleの公式サイトにこう書かれています。
「単に写真の写真を撮るのではなく、補正を施したデジタル スキャン画像を撮影条件を問わず作成できます。
– 手順に沿って簡単に画像をスキャンでき、光が反射しても自動的に除去されます
– 写真の端を検出して自動的にトリミングします
– 直線スキャン、長方形スキャンができ、遠近補正機能もあります
– 角度補正機能により、スキャン時の向きにかかわらず写真が正しい向きに保たれます」
出典:App Store「フォトスキャン by Google フォト」(アプリ説明文)
– 手順に沿って簡単に画像をスキャンでき、光が反射しても自動的に除去されます
– 写真の端を検出して自動的にトリミングします
– 直線スキャン、長方形スキャンができ、遠近補正機能もあります
– 角度補正機能により、スキャン時の向きにかかわらず写真が正しい向きに保たれます」
出典:App Store「フォトスキャン by Google フォト」(アプリ説明文)
つまり、反射除去・自動トリミング・遠近補正・角度補正の4つが自動で効く、というのがこのアプリの正体です。冒頭で挙げた「そのまま撮ると失敗する理由」に、そのまま対応しています。
アプリを入れずに、Googleフォトアプリからも使えます
すでにスマホにGoogleフォトのアプリが入っている場合は、新しくアプリを入れなくてもスキャンできます。Google公式ヘルプに載っている手順は次のとおりです。
- Google フォト アプリを開きます
- 上部の作成アイコンをタップします
- [他の場所からインポート]をタップします
- [フォトスキャン]をタップします
- スマートフォンを写真の真上にかざし、写真撮影ボタンをタップします
- スマートフォンを動かして、円が4つの各ドットに重なるようにします
- 写真のサムネイルをタップし、回転、角の調節、削除を行えます
どちらを使えばいい?:やることは同じです。枚数が多いなら専用アプリ(起動してすぐスキャン画面になるので速い)、数枚だけならGoogleフォトアプリ(新しくアプリを入れなくて済む)、という選び方で問題ありません。
Googleフォトスキャンの使い方【7ステップ】
ここからは、専用アプリを使う場合の作業手順を、つまずきやすいポイントまで含めて説明します。1枚あたり10〜20秒、30枚でも15分ほどで終わります。
ステップ1:アプリを入れる
上のボタン(App Store / Google Play)からインストールします。初回起動時にカメラへのアクセス許可を求められるので、許可してください。写真の保存先として、写真アプリへのアクセス許可も必要です。
ステップ2:光の向きを作る(ここで仕上がりの9割が決まる)
アプリを立ち上げる前に、撮る場所を整えます。ここが最も重要で、ここさえ押さえれば失敗はほぼなくなります。
- 窓際の、直射日光が当たらない場所に写真を置く(日中がベスト)
- 天井の照明の真下は避ける。反射が強く出る位置です
- 写真の下に、白い紙かコピー用紙を敷く(色かぶりを抑えられます)
- 自分の影が写真に落ちない位置に立つ
- テーブルなど、水平で安定した面に置く
夜しか時間が取れない場合は、部屋の照明を真上ではなく斜め前から当たるようにし、スタンドライトがあれば写真の斜め45度から当ててください。
なお、フラッシュについてはGoogleの公式ヘルプにこう書かれています。
「不要な反射や影がない高品質の画像を作成するには、フラッシュをオンにします。」
出典:Google フォト ヘルプ「写真をスキャンする」
出典:Google フォト ヘルプ「写真をスキャンする」
「反射するからフラッシュは切ったほうがいい」と思われがちですが、このアプリは4回撮って合成することでフラッシュの反射ごと消す仕組みなので、公式の推奨はオンです。まずはオンのまま試し、それでも白い光の帯が残る場合だけオフにして撮り比べてみてください。
ステップ3:写真を枠に収めてシャッターを押す
アプリを起動すると、カメラ画面になります。紙の写真全体が画面に収まる位置までスマホを近づけ、四辺に少し余白ができるくらいの距離でシャッターボタンを押します。
このとき、写真とスマホが平行になるように、真上から構えるのがコツです。斜めからでも補正はされますが、正面から撮ったほうが解像度のロスが少なくなります。
ステップ4:4つの●を順番になぞる
シャッターを押すと、画面に4つの丸印が表示されます。中央にある円を、4つの丸それぞれに順番に重ねていきます。重なると自動的に撮影され、丸が消えます。
スマホを持った手を、写真の上でゆっくり動かすイメージです。焦って速く動かすとブレるので、1秒ずつ止めながら移動させてください。4つすべてを消すと、合成処理が走ります。
ポイント:4回撮ることで反射の位置がずれ、アプリがそれを取り除きます。「反射なんて無いから」と4点なぞらずに済ませると、この機能が働きません。面倒でも4点すべてなぞってください。
ちなみに、この4点なぞりは設定で省略もできます。公式ヘルプの記載は次のとおりです。
「すばやく写真をスキャンするには、光の反射除去をオフにします。スキャンするためにスマートフォンを動かす必要がなくなりますが、光の反射は除去されなくなります。」
出典:Google フォト ヘルプ「写真をスキャンする」
出典:Google フォト ヘルプ「写真をスキャンする」
つまり、反射除去オフ=シャッター1回で終わる高速モードです。光沢のないマットな写真や、反射が出ていないことが目で確認できる場合は、こちらのほうが圧倒的に速く進みます。枚数が多いときは、まず数枚オフで撮ってみて、反射が出ていなければそのままオフで通す、という進め方が現実的です。
ステップ5:自動で切り抜き・角度補正される
合成が終わると、写真の輪郭が自動で検出され、まわりのテーブルやアルバムの台紙が切り落とされます。傾いていた場合は角度も自動で直り、台形の歪みも長方形に補正されます。
ステップ6:角がズレていたら手動で直す
自動検出は万能ではありません。写真と背景の色が近い(白い写真を白いテーブルに置いた等)と、輪郭を取り違えることがあります。
スキャン結果のプレビューで四隅を確認し、ズレていたら角の調整から4つの角を指でドラッグして、写真の実際の角に合わせてください。ここを直すだけで仕上がりが大きく変わります。
ステップ7:端末に保存されたか確認する
保存すると、スマホの写真アプリ(iPhoneならカメラロール、Androidならギャラリー)に保存されます。Googleアカウントでログインしている場合は、Googleフォトにも同時に保存されます。
作業を続ける前に、1枚目を保存した直後に必ず写真アプリを開いて、実際に入っているか確認してください。50枚スキャンしてから保存されていないことに気づく、というのがいちばん悲しい事故です。

うまくいかないときのチェックリスト
よくあるつまずきと、その場で試せる対処法をまとめました。
| 症状 | 原因として多いもの | 対処 |
|---|---|---|
| 4つの●が表示されない | 写真の輪郭を認識できていない | 写真の下に色の違う紙を敷いて、輪郭のコントラストを付ける |
| 途中で進まなくなる | スマホを動かす速度が速すぎる | 1点ずつ止まりながら、ゆっくり移動させる |
| 全体が暗い・青っぽい | 自分の影が落ちている/照明が足りない | 窓際に移動する。立つ位置を変えて影を外す |
| オレンジ・黄色っぽい | 電球色の照明の下で撮っている | 日中に窓際で撮り直す。白い紙を下に敷く |
| 端が切れる/斜めのまま | 自動の輪郭検出がズレている | プレビューで四隅を手動でドラッグして合わせる |
| 反射が消えない | 4点をなぞらずに撮っている/強い光源が真上にある | 4点すべてなぞる。照明の真下から移動する |
| ぼやけている | アルバムのフィルム越しに撮っている | フィルムをめくるか、剥がせる写真だけ取り出して撮る |
| 写真が小さくて枠に入らない | 近づきすぎてピントが合っていない | 少し離して撮り、あとからトリミングする |
データ化した写真の画質は、スクリーンに映して大丈夫?
「アプリでスキャンした写真で、本当に会場のスクリーンに耐えられるのか」というご質問をよくいただきます。答えはほとんどのケースで問題ありません。ただし、確認しておくべき数字がひとつだけあります。
確認するのは「長辺のピクセル数」だけ
画質の良し悪しは、ファイルサイズ(MB)ではなくピクセル数で決まります。判断基準はシンプルです。
| 長辺のピクセル数 | 判定 |
|---|---|
| 1,500px以上 | 問題なし。そのまま使えます |
| 1,000〜1,500px | 使えます。全画面で大きく使う写真は少し粗く見える可能性あり |
| 1,000px未満 | 要注意。スクリーンでぼやけて見える可能性が高い |
iPhone・Androidでの確認方法
- iPhone:写真アプリで対象の写真を開き、上方向にスワイプ(または画面下の情報アイコンをタップ)すると、「◯◯◯◯×◯◯◯◯」の形式でピクセル数が表示されます
- Android:ギャラリーで写真を開き、メニューから「詳細」「情報」を選ぶと解像度が表示されます
1,000px未満だったときの対処
- もう一度、写真にもっと近づいて撮り直す(画面いっぱいに写真が入るくらいまで寄る)
- それでも足りなければ、家庭用プリンタのスキャナーか写真店を使う
- どうしても手に入らない写真なら、ムービー内で小さめに扱う(全画面ではなく複数枚レイアウトの一部として使う)
解像度以外の画質のポイント(横長を優先する、コラージュ写真を避ける等)は結婚式ムービーの写真の選び方完全ガイドで詳しく解説しています。
紙の写真をデータ化するおすすめアプリ5選
フォトスキャン以外にも、書類スキャン用のアプリで代用する方法があります。それぞれの向き・不向きをまとめました。
1. フォトスキャン by Google フォト|紙焼き写真ならこれ一択
本記事で紹介してきたアプリです。写真専用に作られている点が最大の強みで、光沢紙の反射除去はこのアプリが最も得意とするところです。完全無料で、透かしも枚数制限もありません。迷ったらこれを選んでください。
弱点は、1枚ごとに4点をなぞる手間がかかること。100枚を超えると単純に時間がかかります。
2. Adobe Scan|文字が入った賞状・寄せ書き向け
本来は書類のPDF化アプリですが、写真モードも備えています。文字認識(OCR)が優秀なので、賞状・卒業証書・寄せ書き・手紙など、文字が主役の紙をムービーに使いたいときに向いています。無料でも使えますが、Adobeアカウントの登録が必要です。
紙焼き写真そのものの反射除去は、フォトスキャンほど強力ではありません。
3. Microsoft Lens|スピード重視でとにかく数をこなす
無料・アカウント登録なしでも使え、シャッター1回で完了するのが強みです。台形補正の精度が高く、枚数が多いときの下ごしらえに向いています。ただし1回撮りなので、反射は自分で光の向きを整えて避ける必要があります。
4. Photomyne(フォトマイン)|アルバム1ページを一括で取り込む
アルバムの見開き1ページに貼られた複数枚の写真を、1回の撮影でまとめて認識し、1枚ずつに切り分けてくれるのが特徴です。枚数が非常に多い場合の時短効果は大きいのですが、多くの機能が有料のサブスクリプションになっています。数十枚程度なら無料アプリで十分です。
5. スマホの標準カメラ|最終手段
アプリを入れられない事情がある場合の最終手段です。使うなら、①窓際の明るい場所 ②真上から平行に ③自分の影を入れない ④撮ったあとに写真アプリのトリミングで四辺を切り、傾きを直す、の4点は必ず守ってください。
| アプリ | 料金 | 反射除去 | 一括取り込み | 向いているもの |
|---|---|---|---|---|
| フォトスキャン by Google フォト | 無料 | ◎(4点合成) | × | 紙焼き写真全般 |
| Adobe Scan | 無料〜(要登録) | △ | × | 賞状・寄せ書き・手紙 |
| Microsoft Lens | 無料 | △ | × | 枚数が多いときの時短 |
| Photomyne | 一部有料 | ○ | ◎ | アルバム丸ごと・大量 |
| 標準カメラ | 無料 | × | × | アプリを使えない場合 |
アプリでは足りないケース:スキャナー・写真店を使う
次のような場合は、素直に機械に任せたほうが早く、きれいです。
- 写真の枚数が100枚を超える
- 色あせや黄ばみが強く、補正までしてほしい
- ネガフィルムしか残っていない
- アルバムが大量にあり、どれを使うかまだ決まっていない
家庭用プリンタの複合機でスキャンする
スキャナー付きのプリンタが自宅にあるなら、これがいちばん高画質です。設定のポイントは2つ。解像度は300〜600dpi、保存形式はJPEGにしてください。書類用の初期設定(150dpi・白黒)のままだと画質が足りません。
600dpiでL判写真をスキャンすると、長辺で2,000pxを超えます。スクリーン投影には十分すぎる画質です。
写真店・データ化サービスに出す
カメラのキタムラなどの写真店や、宅配のデータ化専門サービスがあります。1枚あたり30〜80円程度が相場で、枚数が多いほど単価が下がる料金体系が一般的です。ネガからのデータ化にも対応しています。
締切に注意:写真店に出す場合、仕上がりまでに1〜3週間かかることがあります。挙式の3ヶ月前には手配を始めてください。ムービー制作全体のスケジュールはプロフィールムービーの準備スケジュールで確認できます。
データ化した写真をWISHに提出する手順
データ化が終わったら、あとは提出するだけです。WISHではマイページからのアップロードとLINEでの送付、どちらにも対応しています。
マイページからアップロードする(推奨)
- ご注文後にお送りするマイページにログインする
- 提出ページを開き、写真を入れる枠を選ぶ
- スキャンした写真を選択してアップロードする
- コメント欄に、写真の説明(「小学校の入学式」など)を入力する
- 最後に保存ボタンを押す
マイページからのアップロードは画質が圧縮されません。スキャンしたままの解像度でそのまま届くので、こちらを推奨しています。操作の詳細はマイページ内の操作マニュアルにも掲載しています。
LINEで送るときの注意
LINEで写真を送る場合、通常送信では画質が自動的に圧縮されます。送信前に画質の設定を「オリジナル画質」に切り替えてから送ってください。設定を変えずに送ると、せっかくきれいにスキャンした写真が粗くなってしまいます。
ファイル名で順番を指定する
スキャンした写真のファイル名は、日付や連番の羅列になります。順番を指定したい場合は、「01_赤ちゃん」「02_七五三」のように先頭に2桁の数字を付けてリネームすると、こちらでも意図どおりに並べられます。
写真が思ったより集まらなかった場合も、対処法はあります。結婚式ムービーの写真がない場合の解決策10選で、少ない枚数でも成立させる方法をまとめています。
スキャン前の「選別」で、作業時間は3分の1になる
アルバムを開いた瞬間に片っ端からスキャンを始めると、たいてい途中で力尽きます。ムービーで実際に使うのは各時代2〜3枚なのに、100枚スキャンしても大半は使いません。先に選ぶ、あとでスキャンする。この順番を守るだけで作業時間は大きく変わります。
ステップA:時代ごとに山を分ける
まずスキャンせず、アルバムを見ながら付箋を貼っていきます。分ける単位は「赤ちゃん」「幼稚園」「小学校」「中学・高校」「大学・専門」「社会人」の6つで十分です。ムービーは時代を追って進むので、この単位がそのまま構成になります。
ステップB:各時代から2〜3枚だけ選ぶ
選ぶ基準は3つだけです。顔がはっきり写っている・表情が良い・その時代らしさが伝わる。集合写真より個人が大きく写っている写真、真顔より笑っている写真を優先してください。
迷ったら、家族に「この子らしい写真はどれ?」と聞くのがいちばん早い方法です。本人が気に入っている写真と、家族から見て「らしい」写真は、驚くほどよくずれます。ゲストの記憶に残るのは後者です。
ステップC:迷った写真は「保留」にまとめる
外すか迷った写真は、捨てずに保留の山に置いておき、時間が余ったらまとめてスキャンします。実家に何度も戻れない以上、迷った写真だけは撮っておくのが正解です。使わなければ提出しなければいいだけです。
実家に帰れないときのデータ化の進め方
遠方に住んでいる、仕事が休めない、そもそも準備期間が短い——実家のアルバムに手が届かないケースも少なくありません。現実的な選択肢は3つです。
| 方法 | メリット | 注意点 |
|---|---|---|
| 親にアプリを入れてもらう | 費用ゼロ。写真選びも任せられる | アプリ操作の説明が必要。画質がばらつく |
| アルバムを送ってもらう | 自分の手で確実にスキャンできる | 往復の送料と日数。紛失・破損のリスク |
| ビデオ通話しながら選ぶ | 自分の目で選べる。会話も弾む | 通話画面越しの画質では細部が見えない |
方法1:親にアプリを入れてもらう
もっとも現実的な方法です。フォトスキャンは操作が単純なので、電話で説明しながらでも進められます。伝えるポイントは「昼間に窓際で」「照明の真下を避けて」「丸を4つとも消して」の3つだけで構いません。細かい設定の話をすると、たいてい途中で止まってしまいます。
送ってもらうときは、LINEの通常送信だと画質が落ちるので、可能ならオリジナル画質での送信をお願いしてください。難しい場合は、こちらでいったん受け取って画質を確認し、粗い写真だけ撮り直しをお願いする形でも問題ありません。
方法2:アルバムを送ってもらう
確実ですが、アルバムは意外に重く、往復の送料がかかります。何より両親にとっては大切な現物です。送ってもらう場合は、必要なページの写真だけを取り出してもらうか、宅配便の追跡付きで送るなど、扱いには配慮してください。
方法3:ビデオ通話しながら選ぶ
通話で写真を見せてもらいながら候補を決め、決まったものだけ親にスキャンしてもらう、という合わせ技です。選別を自分の目でできるので、後戻りが減ります。少し時間はかかりますが、この作業自体が両親との良い時間になったという声も多い方法です。
スキャンしたあとのファイル管理
せっかくデータ化しても、スマホの中で他の写真に埋もれてしまうと探せなくなります。提出前に軽く整理しておくと、あとの作業が楽になります。
アルバムを2つ作る
スマホの写真アプリで、「ムービー用_新郎」「ムービー用_新婦」のようにアルバム(フォルダ)を2つ作り、スキャンした写真をそこに入れておきます。提出時に1枚ずつ探し回る手間がなくなります。
バックアップは必ず2箇所に
実家のアルバムからスキャンした写真は、失うと二度と取り直せません。スマホ本体だけに置かないでください。Googleフォト・iCloud・パソコンのいずれかに、もう1箇所コピーを取っておくことを強くおすすめします。
準備期間中の機種変更に注意:ムービーの準備中にスマホを買い替えて、スキャンした写真が移行できていなかったという相談が実際にあります。機種変更の予定がある方は、先にバックアップを取ってください。
きれいにデータ化する7つのコツ
- 日中の窓際で作業する。照明の色に左右されず、影も出にくくなります
- 写真の下に白いコピー用紙を敷く。色かぶりが減り、輪郭検出も安定します
- 照明の真下を避ける。反射の主犯はたいてい天井の照明です
- 4点なぞりを省略しない。反射除去はこの工程で効いています
- 四隅の調整を毎回チェックする。自動任せにすると端が切れます
- 先に写真を選んでからスキャンする。使わない写真をスキャンする時間がいちばんもったいない
- 1枚目で必ず保存を確認する。まとめて作業する前に、保存先を目視する

よくある質問(FAQ)
Q. アルバムに貼ったままスキャンできますか?
できます。透明フィルムがかかっている場合は、可能ならフィルムをめくった状態でスキャンしてください。フィルムが硬くて動かない、剥がすと写真が傷みそうという場合は、貼ったままで構いません。フォトスキャンの反射除去はフィルムの反射にも有効です。無理に剥がして写真を破ってしまうほうが、取り返しがつきません。
Q. 写真が色あせて赤くなっています。直せますか?
スキャン後に色補正が可能です。スマホの写真アプリの編集機能でも、色温度と彩度を調整すればある程度改善します。WISHでは、ご提出いただいた写真の明るさ・色味の簡単な調整は制作の中で対応していますので、気になる写真があればコメント欄にその旨をお書き添えください。ただし、元の写真がほぼ単色に褪せてしまっている場合は、完全に元の色には戻りません。
Q. 何枚くらいデータ化すればいいですか?
プロフィールムービーの場合、新郎新婦それぞれの幼少期〜学生時代で各10〜15枚が目安です。実家に帰る回数が限られるなら、少し多めに30枚ほどスキャンしておいて、あとから選ぶほうが安全です。あとで「あの写真も入れたかった」となっても、実家までは簡単に戻れません。
Q. 証明写真やインスタントカメラの小さい写真もできますか?
できますが、元が小さい分、拡大すると粗さが出ます。小さい写真はできるだけ近づいて撮る(ピントが合う限界まで寄る)ことで解像度を稼いでください。それでも足りない場合は、ムービー内で全画面ではなく小さめに配置する構成にすると目立ちません。
Q. スキャンした写真をそのまま提出して大丈夫ですか?
大丈夫です。トリミングや明るさ調整はこちらで行いますので、加工せずそのままお送りください。むしろ、事前に強くフィルターをかけたり、複数枚を1枚にコラージュした状態でお送りいただくと、ムービー内での見え方を調整しにくくなります。
Q. スキャンした写真の順番がバラバラになりました
スキャンした順に保存されるため、途中で戻って撮り直すと順番が入れ替わります。ファイル名の先頭に「01_」「02_」と番号を付けてリネームするか、マイページの提出枠に1枚ずつ入れていく方法で解決できます。マイページは枠ごとに写真とコメントを紐づける形式なので、順番の取り違えが起きにくくなっています。
Q. 写真の裏に日付や名前が書いてあります。使えますか?
裏面の書き込みは、写真を選ぶときの貴重な手がかりになります。「1998.4 入学式」といったメモがあれば、時系列に並べる作業が一気に楽になります。表面をスキャンしたあと、裏面もついでに撮っておき、ファイル名やコメント欄に書き写しておくと確実です。ムービーに映るのは表面だけなので、裏の書き込みが写り込む心配はありません。
Q. 友人や元交際相手が写り込んでいる写真は使えますか?
学生時代の写真には、当日出席しない友人が写っていることがよくあります。招待していない方が大きく写っている写真は避けるか、当日の会話で気まずくならない範囲かを基準に判断してください。元交際相手が写っている写真は、たとえ端でも使わないのが鉄則です。判断に迷う写真は、複数枚レイアウトの中で小さく扱うという選択肢もあります。
Q. 自分でやる時間がありません
準備期間が短い場合は、写真店のデータ化サービスに出しつつ、並行してムービーの発注を進めるのが現実的です。WISHでは写真が揃ってからの制作で最短7営業日で納品できますので、先にご注文だけ済ませておき、写真は揃い次第ご提出いただく形も可能です。判断に迷う場合は、LINEでご相談ください。

まとめ:紙の写真は、30分の作業でムービーの主役になる
実家のアルバムに眠っている写真は、ゲストがいちばん見たい写真です。両親にとっては、自分たちが撮った写真がスクリーンに映る瞬間そのものが贈り物になります。
データ化は、道具さえ正しく選べば難しい作業ではありません。最後にもう一度、要点を整理します。
- 枚数が100枚以下ならフォトスキャン by Google フォト(無料)で十分
- 仕上がりを決めるのは光の向き。日中の窓際、照明の真下を避ける
- 4点なぞりを省略しない。反射除去はここで効いている
- 保存後に長辺のピクセル数を確認する。1,500px以上あれば安心
- 100枚超・ネガ・色あせがひどい場合は写真店へ。1〜3週間かかるので早めに
- 提出はマイページからのアップロードが画質面で有利
写真の選び方そのものに迷っている方は、プロフィールムービーの写真選び完全ガイドと幼少期写真の選び方・探し方もあわせてご覧ください。WISHでは、これまでに2,600組以上のムービーを制作し、いただいた口コミの平均は4.3点です。写真のことで迷ったら、いつでもLINEでご相談ください。
まずはアプリを入れるところからどうぞ。無料です。
出典・参考
アプリの画面構成・機能・対応OSは提供元の更新により変わることがあります。最新の情報は各公式ページをご確認ください。この記事の内容は2026年8月時点のものです。